パリストテレスの隠遁小屋(2)量子コンピューター

「あ、トロップ!! なんで、ここに、キミが!」
「まあまあ落ち着いてください。私がゆっくり事情をお話しましょう」
ボクを助けてくれた男性はそう言って、囲炉裏のそばに座った。
「1週間前、ハニワの警官たちがやってきて、壊れたトロップくんを裏山に不法投棄したのを、私が見つけて、ここに連れてきて、なんとか修理したのです。そのときCPUは私が試作して余っていた最新の量子コンピュータに付け替えました」
「り、りょうしコンピュータ!? まさか、ほんとですか? 先生はいったい何者なのですか?」
「ははは、私は隠遁した晴耕雨読で日々を過ごす名も無い哲学者です。(…本当は著名人?…)で、趣味がコンピューター工学。とはいえ…名前がないと呼びにくいでしょうから、仮に【パリストテレス】ということにしましょうか」
「パリストテレス? アリストテレスのもじりですか?」
「まあ、そんなところです。ともかくトロップくんのCPUを修理したら、彼がいろいろ話しだしたので、あなたのことも知っているのです」
量子コンピューター |
とてもじゃないけど…説明できないので、詳しいことを知りたい人はググルか、Wikipediaで調べてください。 ともかく従来のコンピューターの(おそらく)数万~数億倍・・・いやもっと?速く計算ができる…らしい。 (個人的見解) |
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