復帰した署長同席で、ハニーの取り調べ(2)

<<ここからは、取調室にて>>

 

取り調べを開始するなり、さすがに弁護士というべきか、ハニーは難癖(いちゃもん)をつけてきた。

「私の身分は、まだ署長のはずだ。警察庁から新しい辞令は出たのかね? そこのクソ雪だるま野郎も勝手に署長に復帰しただけだろ。スノーウィー様と違って、国家に尻尾を振る大馬鹿スノーマン野郎のくせに…」

 

「おい、口を慎め。辞令など必要ない。正義の超法規的措置で決まったことだ! そもそも貴様の署長就任は買収じゃないか!」

ボクが色めき立つと、隣に座っている署長は微笑みながら、

「まあまあ、警部、落ち着きなさい。ハニーさんの言うことにも一理ある。買収された警察庁幹部がハニーさんを猫たま警察署長に任命したということは事実なんだし…」

「し、しかし…」

 

「それより、ハニーさん、弟(スノーウィー)は、スカイツリーの横に巨大なスノーウィー像を作り(…新設アミューズメントパークなのでは、との噂あり)、今度の都知事選に立候補するというわけだが、ズバリ目的は何かね?」

「…ずばり訊かれても…私のような下っ端には、スノーウィー先生の素晴らしきお考えは推し量れないなぁ。あなた双子の兄貴なんだろ。自分で訊けばぁ」

 

悪徳弁護士ハニーは、終始、我々を小馬鹿にした態度を崩そうとしない。

このままでは、ラチがあかないぞ…。

 

 

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2018年02月26日