再起に向け、眠り続けるタマ吉(2)光明へ

そのとき、どこからともなく、こんな声が…。

 

「タマ吉。あれは、ドライアイス風呂だぞ。湯煙ではなく、ドライアイスに冷やされた水滴…つまり霧だ。スノーウィーはドライアイス低温風呂に入っているだけさ」

「なるほど、そういうことか。なぜ、そんな簡単なことに気づかなかったんだろう…」

 

「タマ吉。キミは一人で考えて袋小路に入ったり、考えを広げすぎたりして、かえって物事がわからなくなる時があるんだ」

「…なるほど、そうかもしれない…。ボクの欠点だ。今回の大失策も、そういうボクの欠点をスノーウィーに疲れてしまった…」

 

「そう。だから昨日ホームズ先生もおっしゃられたように、キミにはキミの考えを聞いてくれて、客観的な意見を言ってくれる相手が必要なんだ」

「たしかに、そうかもしれない。部下ではなく、相棒ってやつだ」

「そう」

「ところで、キミは誰? この声のキミは誰?」

「…」

 

あ、意識が深く…深く…なってきちゃった…。

スヤスヤスヤ、グーグーグ-。

 

 

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2018年02月08日