この事件は、普通の主婦である【Rちゃん】が道端で、へんなものを見つけたところから始まる…。
【Rちゃん】が、第一発見者として、猫たま警察の事情聴取に答えた内容を、再現ドラマ風に記しておこう。
あの日、ぶらぶらと近所を歩いていると、妙なものを発見しました。
「5百円硬貨だ…」
私は、つい足を止めて、じっと見てしまいました。
確かに、5百円硬貨です。それも昭和62年の。
そういえば、テレビで見たことがあります。
昭和62年の5百円硬貨といえば、未使用で2,500円、使用しているものでも 1,500円で取引されていると。
けれど、その5百円硬貨は、ウ〇チにくっつきそうなくらいのところに落ちています。
ぎりぎり、くっついてはいませんけど。
そのとき、何やら怪しい気配がしたので、近くの電柱に隠れました。

そこに、グラサンをした雪だるまが…。
「なに、あれ?」
耳を澄ましてみると、その雪だるまは、ぶつぶつと独り言を…。
「おや?まだ誰も5百円玉を拾ってないな。思った通りだ。ウ〇チが近くにあると、どうしても拾いにくいという人間心理…。これで私の計画もうまくいきそうだ。ふふふ」
どうやら、 この謎の怪しいスノーマンが、ウ〇チと5百円の仕掛人みたい。
それにしても何のため?
この手の不可解な難事件は、猫たま警察の、あの、タマ吉警部に、通報しなきゃ!
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