タマ吉警部、無期限の謹慎処分に(1)

 

捜査指揮を誤って多大な被害を出し、警察への信頼を揺るがせてしまったボクには、当然のことならが重い処分が下された。

 

ボクのことはともかく、幸いなことにSWAT隊員に死者は出なかった。

猫たま警察が3年かけて完成させていた【SSS(スーパー・スペシャル・スーツ)】のおかげだろう。

このスゴイSWAT隊員用のボディ・スーツは、超衝撃吸収材、超防温防火材など最新技術が満載で、見事に隊員の身体を防護したんだ。

これを開発した『猫たま警察科学素材開発部』に、礼状を書いておいたよ。

ありがたし!

 

なにしろ、あの大爆発にもかかわらず、火傷を負った隊員は一人もいないんだからね。

ただ、爆風で高く吹き飛ばされて地面に落ちた隊員のうち、数名が全治数か月の骨折をした。ほんとうに気の毒なことをしてしまった。

 

彼らは鍛え上げられた壮健な身体をしているから、傷が癒えれば現場復帰も可能だろう。

しかし精神的なショック…【心的外傷後ストレス障害(PTSD)】から立ち直れるだろうか。

もし彼らのうち一人でも現場復帰できなければ、ボクの責任はより重大だ。

 

また、ボク自身のことではあるけれど、ボクは警察組織からも署員、部下からも信頼を失ってしまった…。

ボクにはもう、名誉挽回の機会はないかもしれないし、謹慎明け後に、早期退職勧告が出されるかもしれない。いずれにしても、ボクはそれを受け入れる覚悟なんだ…。

 

 

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2018年02月05日