新署長、どこだぁ~!
ベリベリベリィ~!
ボクは、スノーウィーのポスターを破り捨て、足で踏んづけた。
(…ちょっと大人げないぞ。でも気持ちはわかるぞ)
「な、なにをするんですかぁ!」
ポスターを破り続けるボクを制止しようと、数人のハニー警官がつかみかかって来た。
「えええぃ!」
ボクは得意の柔道とコマンド・サンボでなく、裏芸の合気道で相手に触れもせず、たちまち2人ばかりを弾き飛ばした。
泡を吹いて、ハニー警官たちは気絶した。
ただし、この技は、ボクの怒りが頂点近くに達しないと、気合いが充満せず、使えないのが欠点なんだなぁ。(年に数回だけ使用可)
「さぁ、そこをどくんだぁ! それともおまえらも、こうなりたいか?」
ハニー警官たちは恐怖に震え、怒気の溢れたボクから目をそらし、ボクの前から退いた。
「署長室に、行くぞ!」
「はい」(ハニ丸)
「了解です」(トロップ)
ともかく、新署長をとっちめてやらねば。
猫たま警察をムチャクチャにしてるみたいだぞ。許せん!
「新署長~、どこですかぁ~」
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