祝祭の【やっさ踊り】 めでたすぎて、いったん『完』!

 

【れたす署長】は、【やっさ】の音調と踊りで我を忘れているので、ここはボクが冷静に行動しないと…。

 

ボクは【やっさだるマン】たちに弾き飛ばされないように気を付けて踊りの輪に近づいた。

そして、法師丸氏のそばに寄って、声をかけた。

 

「な、なにをしているんです、都知事?」

「あらま、【猫たま警察】のタマ吉警部だったかしら…、 どうしてここに?」

 

法師丸氏は、目を閉じて恍惚な表情で三味線を弾いていたので、ボクらに気づいていなかったのだ。

 

「どうしてって、都知事がスノーウィーに誘拐されてしまったので、救出にきたのです」

「ああ、そうだったわ。私は誘拐されてたんだったわ。そんなこと、すっかり忘れてた。楽しくて」

「…はぁ」

 

「私は都知事に当選したので、正式に就任したら、きっと公務ばかり。しばらくは生まれ故郷の【やっさ祭り】に参加する時間的余裕がなくなるでしょ。

でも今年だけは、なんとか時間を作って【やっさ祭り】に参加するつもりなの。だから、練習してたのよ」

「…」

「踊るのも楽しいけど、三味線もいいわね。でもこの夏の本番では、笛も吹いてみたいと思っているの」

「…」

 

ふ~む。

それほど【やっさ祭り(踊り)】は、素晴らしいということに違いないぞ。

 

この踊りの輪を見ていると幸せな気分になり、もはやこれは誰の眼にも明らかな『大団円』!

これで事件はすべて解決! と言っていいんじゃないかなぁ。

(…え、そうなの?)

 

こうして、法師丸都知事は救出され、スノーウィーはワトソンにより三原警察署に連行され、世界には平和が戻った、というわけさ。

(…唐突だなぁ)

 

<< 第一部 おしまい >>

 

不定期番外編あり?

 

 

<--前 Home 一覧 次-- >

 

<スポンサーリンク>

 

2018年06月15日