対談<006-9>邪馬台国と卑弥呼 9


ゲスト ハニー弁護士
略歴 西都原(さいとばる)古墳に生まれるが、幼少期に吉備(きび)古墳群に移住。その後機内の古墳に移住。弁護士。ハニー族出身。新知的埴輪類。

邪馬台国と卑弥呼 9

  れ=れたす、G=ゲスト
【そんたく】で思い出しちゃいましたが、今日はご家宝である【銅鐸(どうたく)】と【三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう】をお持ちくださっているとか?
ええ、重量文化財なので、勝手に持ち歩くと国から叱られるかもしれないんですが、持ってまいりました。これです。
おおっ!
G ちょっと珍しい紫の色味が出ている銅鐸なんです。
銅鐸は多数出土していますが、このズングリした形で紫色のものは世界に一つで、国宝級の物です。
ほう、国宝級ですか!
実に美しくて、みごとなものですねぇ。
ちょっと、手に取って触らせていただいてもいいでしょうか。
まあ、少しだけなら。
ほんらいは、触り料金1回千円なんですが、今日は無料にしておきます。
有料…?
ジョークですよ。
お、重いですねぇ。さすが重量文化財!
中身は純金100%です。
だから重いんです。
あなたになら特別に売ってもいいですよ。内緒で、安く。
…。
おや、なにか書いてありますね。
『ハニー鋳物製作所・謹製・平成29年吉日」…。
ん、本物じゃないの? え、なにこれ…。
あ、しまった。(舌打ち!)
間違えて、試作品を持ってきちゃった。
試作…?
G あはははは、ちょっとすっごく急用で大事な用事を思い出したんで、これで失礼します。
じゃあ、また。

え、帰るの?
あ、あの、ちょっと…。
この手口は、『東日流外三郡誌』的なやつ…。
あなたも、古代史詐欺なの?
信じてたのに…。ねぇ、ちょっとぉ。

 


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2019年01月19日