<序>備後と備中と瀬戸内海と千鳥大悟

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備後と備中と瀬戸内海と千鳥・大悟
備後弁って、広島件の西半分の安芸地方より、岡山県の西側の備中地方の言葉に、より近い気がします。

瀬戸内沿岸部は古来より、海賊や漁業者(漁師)が行きかっていた『海エリア』ですから、本州側の沿岸部は、一つ地帯のようなもの?

私は備後地方の沿岸都市出身なので、肌感覚のある備後を優先的に取り上げるしかないです。私の実感として語れる地理感覚は福山市あたりまでです。(もちろん岡山県には何度も行ったことはありますが)

私は以前から、このサイトのメイン部分を『広島弁備後弁講座』として構成していたのですが、ずっと『備後弁は広島弁』というだけの当たり前の『くくり』に違和感がありました。

もちろん、安芸地方でしゃべられている広島弁に私は、とても親近感があります。
私の同年代の従妹は少年期まで備後地方の私と同じ場所で育ちましたが、今はその倍近い期間を広島市内で過ごしています。

彼女の言葉は安芸弁の影響を強く受けてるのですが、それは私の心に響く真正の広島弁です。まぁ。これは『女子言葉』だからということが大きいと思います。

広島弁(その周辺エリア)の言葉は、男言葉と女言葉では、かなり印象が違うのです。
広島方言女子言葉は、たぶん日本の方言の中でも、かなり『かわいらしい』ものです。

が、男言葉は…。
これは、「(かなり)柄が悪そうに聞こえる言葉」でしょう。(^o^;)。

私の感覚では、幼稚園生でさえ、
「いけんいけん! わしらぁは、そげなこと、ようせんけぇのう」
という感じの日常会話をしています。
(東京住みが長いので、確信はないですけど…たぶん

ですから、私は『千鳥』の大悟さんの言葉をテレビで初めて聞いたとき、
「これ、オレのネイティブな言葉じゃん!」
と感激しました。

んん?
「じゃん」って書いちゃった、オレ、標準語?

そう、私は東京や神奈川に、もう何十年も住み、友人や弟と備後弁で話し、故郷の言葉を保持?してます。普段は、首都圏方言もどきで生活してます。

東京圏にいると、私を含め、長く居つくと、だいたいの地方出身者は東京弁や横浜弁もどきで話すようになります。
が、日が浅い人や自分の方言をさほど気にしない人は、方言もどき首都圏言葉で話します。
つまり、いろんな方言が聞けるのです。

そのため、よりいっそう故郷の言葉『備後地方とその周辺の方言』を意識して生きていくことになるのです。

そういう私には、テレビで聞く広島弁(だいたいが広島市内あたりの安芸弁が多い?)に違和感がありました。

女子言葉に違和感は少ないのですが、男子言葉には違和感多し!だったのです。
ずっ~と。

当然と言えば当然ですが、首都圏テレビでは、『真正備後弁(特に瀬戸内海沿岸エリアのもの)』を聞くことはなく、『大人しい広島弁』だけが時々出てくるだけです。

故郷を離れ、そういう違和感というか『備後弁ロス気分』の中で生きているとき、あの千鳥・大悟さんの、あの話し言葉に出会いました。
(多少、わざと方言を強調しているにせよ。ほぼ大悟さんの『地』だと思ってます。私は大悟さんが、あの備中弁で語られた、いくつかの『すべらない話』が大好きなんです)

ともかく、大悟さんの、ややガラの悪そうな、しゃべり言葉は、
「故郷・三原の言葉と、ほとんど同じだぜ!」
でした。
(もちろん、小さな差異はいろいろあるでしょうけど…)

そして、
「備後弁は広島弁という括りよりも、岡山県西部エリア(私の場合は瀬戸内沿岸部という条件も重なる)に近い」
ということを改めて感じたのでした。

そこで、それまでの『備後弁は広島弁』という括りだけではなく、『備の国の言葉』という括りで考えることにしました。

そもそも、三原市に育った私にとって広島市は遠く、尾道市や福山市や岡山県西部エリアのほうが身近だったわけですし。

言葉に関して、私は広島県人というより『備の国の人』なのです。

そういうわけで、新たに『備後・備中方言連合国』というタイトルで、『備後弁』を紹介することにしました。

先にも書きましたが、私が備後地方出身なので、身近に肌感覚で知っている『備後(特に三原市)』を中心に内容が構成されていることは、ご理解ください。

このサイトでは、方言紹介に「動画」や「音声」はありませんから、広島方言(その周辺エリアの言葉)に馴染みのない方は、あの千鳥・大悟さんの言葉だと思って読んでください。

異論はあると思いますが、私の感覚の『瀬戸内沿岸地域の備後弁』は、『大悟弁』なんです。

ただし、『男言葉限定』です。(^o^;)

女子言葉は、ぜんぜん違ったものになります。可愛いです。
そのあたりは、YouTubeなどで女子言葉を聞いてみてください。

このサイトでも、『備後弁女子言葉集』を紹介してあります。
よろしければ、ご覧ください。


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