【広島弁56】「きばる」 すごく頑張る、すごく精を出す

【れたすはうす】の『広島弁(備後弁)』『岡山弁(備中弁)』
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広島弁備後弁の女子言葉編
名文備後弁訳 編


広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座56

【きばる】 すごく頑張る、すごく精を出す

 

本日は、【れたす】が担当です。

 

きばる】は、『気張る』と書くようで、ふつうには、『息をつめて力を出す』『意気込む』『気前よく行う(見栄を張る)』という意味で、独特な備後方言なのかどうか…。

 

でも、もともとの標準語(元の江戸弁からのごった煮言葉)では、あまり使わないと読んだこともあります。

 

備後弁でも意味合いは同じようなものですが、『励む』『精を出す』『がんばる』というニュアンスで、

「ワシがここで、きばらにゃいけん!!」

ビックリマーク2個みたいな…なんというか、世界平和のために怪獣や悪の組織と一人で闘う!というような…。

 

あるいは、

「ウチが、この子猫らを守るんよ!」

というような…、備後弁の【きばる】には、そういう『ハンパない力み感』があるように思います。

 

子供が何かの大会に出て、それの応援に行ってるとき、

「がんばれ~!」

では、なんとも弱い。

きばるんよ~!」

きばっていけぇ!」

でなくては、お子様たちも力が出ないでしょう。

…たぶん。

 

標準語 広島(備後)弁
すごく頑張る
すごく精を出す
すごく意気込む
きばる
がんばるな きばらんとけ
がんばれ きばれ
がんばってる きばっとる
がんばっていた きばっとった
がんばれない きばれん
がんばれなかった きばれんかった

 

<会話例1>

標準語
広島備後弁
ウルトラマ~ン。今日も、頑張ってるね。
          ↓
ウルトラマ~ン。今日も、きばっとるねぇ。
3分だけだからなぁ。
          ↓
3分だけじゃけ。

 

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2018年09月21日