【ファンタジーな三原市】<136＞「尾道の隣市」 | 【はにれた】　by れたすはうす

三原出身、当サイト管理者『れたす』の一言

誰しも故郷が無名であることは、認めたくないもの…。

私画大学から東京に住んでいますが、故郷三原市の話になった時、
「広島の、どのへん？」
と訊かれます。

相手は、私の故郷がどこにあろうが、どうでもいいはずですが、そう訊いてくれるのです。

「広島県の東部の沿岸にある、人口９万くらいの街」
と答えたりします。

三原市に空港ができてからは、
「広島空港があるところ」
と自慢げに答えるのですが、
「それって、どこらへん？」
という、広島空港を利用したことがある相手であっても、彼（彼女）の疑問は解消しません。

そもそも東日本の人間は、四国、中国地方、九州の区別もできない？者も多いのです。（偏見！）
かく言う私も、広島県に住んでいたころ、大阪以東の県の配置など、あやふやでありました。（事実！）

「新幹線が、停まるんだよ。岡山～倉敷～福山…最近は尾道にも止まるのかな…、その次が三原で…」
「あっ！尾道の隣りなの？」
「そ…そう」

出ました！

尾道がどこにあるか正確にわかっていない人間でも、
「あ～尾道の近くなんだ～」
で、なぜか納得してしまうのです。

これに、おおいにうなづかれる三原市出身者は多いはず。

お気の毒…。

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