腰痛記【再発編】近所のチェーン接骨院4


腰痛は職業病?~近所にできた接骨院(4)

密室ではなく、オープンな場所で、他の患者さんにも聞こえるような声で、『前払い治療費』の説明しているので、なにかこう…へんなことを言ってるはずなのに、爽やかな感じがあるのが救い?である。

普通は、患者の弱み(身体の不具合で苦しんでいる状態から何としても脱却したい!)を巧妙につついてくるはずなのだが、この接骨院チェーンでは、体育会式に明るく、
「1~2年分先払いすれば割引になります。そのくらいの期間、本気で治療しないと治りません。今までも治らなかったでしょ。ここで本気で治しましょう!」
と言い放つのである。

この営業トークは、体育会系でもあるが、宗教の勧誘のようでもあり、迷いがない。
不気味だが、ステキだ。

この接骨院、商売第一主義でひどいとは思うが、とはいえ…最初に受診した国立病院の整形外科もひどかったねぇ。

【MRI撮影 → 狭窄発見 → 根本治療は手術だけ、どうします?】
言うのはそれだけ。
人間は関節だけでできていて、筋肉は存在しないというのが一般的な整形外科の世界らしい。

そうそう… ブロック注射専門医院も行った。

【ブロック注射施術 → 1秒も痛みがなくならない → それを5回実施 → まったく1秒も痛みがなくならない → 精神的なものだから抗不安剤を飲みなさい!で終わり】

そういう『精神面の治療』という最後の砦らしきものがあるのはネットで読んで知っていたが、詳しい説明もなくそれをやられると、楽観的な性格で、できるだけ客観的に物事をとらえようと意識している私でさえ、医療不信が芽生えるぞ。

どこもかしこも、『単純な方針』があり、患者個々の要素は無視される。
いちいち個々の状況を勘案していたら、患者の数もこなせないし、利益も出ないのだろう。
市場社会の医療とは、そういうものなんだし、文句はないけどさ。

まあ…理論が単純であることは、良いことだ。こんなふうに。

【整形外科】MRIで狭窄症判定 → 手術する?
【ブロック注射】全く効果なし → 君の精神に問題がある!
【大手チェーンの接骨院】ともかく骨盤矯正 → 個々の症状は関係なし。流れ作業と1年間治療一括前払い提案を最優先!

私は、『食わず嫌い』はいけないと思い、その接骨院に3か月通った。週4~5回。
うち2回は、通常の保険の効く電気治療+指圧に加えて、『トムソン・ベッドによる骨盤矯正』や『複合高周波機器でのインナーマッスル鍛錬』を施術してもらった。7500円。

機械による施術は、タイマーで行われるのでいいのだが、指圧やトムソンベッドでの矯正は、施術者の気分で時間の長短が極端だった。
トムソンベッド矯正は、数千円の料金なのに、数分で終わることも多かった。
で、
「ほら、矯正されました」
と笑顔だ。

私には実感がないし、
「数分で矯正完了?」
と不信感募るのみ。

「でもすぐ、元に戻りますから、時間も頑張りましょう」
「はぁ…」

1年分とか前払いしてたら、たいへんだったねぇ。そんなことする人がいるのだろうか?

腰痛に関しては、何も効果はなかった。
施術は、すごく気持ちよかった。

トムソン・ベッドは、いまいち。
ほとんど施術は5分程度で終わったから、よくわからなかったぞ。

(このお題、おわり)

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2018年11月27日