【絵馬003】 素敵な出会いを!

<今日のお題>

(自分にふさわしい)素敵な出会いを!

その絵馬に書かれた願い事の、本当の意味とは?

 

【スノーウィー神主のつぶやき】

この類の願い事は多いのですが、なかなか内容をきちんと理解するのが難しいのです。

 

まず、

『生活を心配しなくていいくらいの収入』が、いかほどのものなのかが明確ではありません。

年収300万 600万? 1000万?

  3000万? 1億円? 百億円?

 

どういう生活をするつもりなのかでしょうか?

悪く言えば、『どんだけ見栄や欲が深いのか?』

良く言えば、『どんだけ心配性なのか?』

 

とはいえ、ご自分で稼ぐならば、男性選択の条件が減り、よりチャンスが増ますよ。

 

あなたがじゅうぶんなお金を自分で稼いでいれば、(お金はなくてヒモ根性のある)優しくてハンサムな男性があなたをほおっておかないはず。

 

次に、

『私に優しくて』ですが、たいがいの女性は『誰にでも優しい人がいい』とは書きません。

多くの女性は、なぜか自分だけを贔屓(ひいき)する、心の狭い男性が好みなのです。

(※個人的見解 ※多くの例外あり)

 

最後の、

『美形な男子がいい』というのは、まったく問題ありません。

 

世間のカップルを見ていて、

「私の彼はかっこいいの」

と、よく聞きますが、実際にその男性を拝見すると、

「どこが?」

ということが数多くあります。

(※個人的見解 ※多くの例外あり)

 

おそらく、男性にお金があったり、スポーツができたり、学歴があったり、人並み以上の能力があったりすると、男性の顔面の形状は女性の脳内で心理的に変形されて、美形と(誤)認識されるのです。

(※もちろん、ナチュラルに文句のつけようのないルックスの男性も多々おられます)

 

このような問題だらけの願文なのですけれど、私はこういう夢遊病ごとき内容の絵馬を見つけたときは、迷いなくそれを神前に捧げて、私の全身全霊で、神様に

「特A優待で、実現をお願いします!」

と奏上し、こういう女性たちの切なる夢の実現に力をお貸しすることにしています。

 

なぜなら、このような絵馬を書いて、お賽銭を投げ、おみくじを引いて、お守りを買って下さる方々こそが、神社にお金を落としてくださるわけで。神社経営には不可欠の【準・氏子様】だからです。

 

そもそも、うまく男性に取り入り、彼らを手玉にとれる能力のある女性は、日々男性攻略に忙しいし、こういう絵馬などは無意味でバカらしいし必要もない!と考えているので、決して神社などに来ないのです。

 

言うまでもなく、もともと個として魅力のある女性も、この種の願い事などは不要ですから、神社にこういう絵馬を持って来やしません。

 

え?

神様が、『素敵な男性に会えますように』という絵馬の願いを叶えてしまうと、その方々がもう神社に祈願に来る必要がなくなって、神社は儲からなくなるって?

 

大丈夫です。

神社に、そんな虫の良い願いを実現するパワーも義務もありません。

安心して、何度も足を運んで、お金を使ってください。

 

あ、そうそう。

このことは、絵馬を奉納した方が女性でも男性でも、そしてその対象が女性でも男性でも、全部同じ話です。

 

人間の魅力(魔力)は、神社には手に負えませんし、管轄外です。

 

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2018年10月14日