【絵馬004】 噓つき政治家と官僚を総入替!

<今日のお題>

噓つき政治家と官僚を総入れ替えしろ!

その絵馬に書かれた願い事の、本当の意味とは?

 

【スノーウィー神主のつぶやき】

誰でも、そこそこ普通に嘘をつきますので、『うそつきを総入れ替えしてくれ!』というお願いを実現しようとすると、人類全員がいなくなると思われますので、なかなか難しい問題です。

 

「そうじゃない。政治家や官僚だ。悪質な噓つきだけを排除してくれればいいんだ。ちょっとしたカワイイ嘘は見逃していい」

という声が聞こえますが、実はそう単純な話ではないでしょう。

 

『大きな嘘より小さな(ちょっとしたカワイイ)嘘のほうがタチが悪い場合がある』

のではないでしょうか。

 

大きな嘘というのは、たぶん…『その嘘は、ばれる(ばれやすい)』でしょう。

だから、ある意味安心です。そういう嘘は、つきにくいし。

(※あくまで常人の感覚)

 

ただし、詐欺の手法として、誰も信じないだろうような大法螺話を敢えてかますと、

「こんなバカげた嘘を(賢いオレに対して)言う度胸があるヤツはいないだろう。だからこのあり得ないほどウマイ話は本当に違いない!」

と考えてしまい、自信家タイプの人は、そこそこ騙されるそうです。

 

その点、小さな嘘というのは、『ばれにくい』し、なんか『害もなさそう』に感じてスルーしてしまいます。

ただやっかいなのは、小さな嘘は、なかなかそれが嘘であることに気づきにくいし、気づいたとしても、それが嘘であると証明しにくいのです。

 

「地球は真四角で、真っ赤な色だ! 」

という大嘘は嘘だと指摘できるけど、

(※ただし陰謀説が好きな人は、「宇宙から撮影した地球の映像は全てCGだ!」と言いそう)

 

「あのとき私はその堤防にいたけど、そんなメールは知らないなあ。ハゼ釣りに夢中で…」

という小嘘(あるいはどうでもいいが誰にもわからないような事実)は、ホントか嘘がつきとめようがありません。

 

私は長年、神社で多くの人々の様々な話を聞いてきましたが、その経験から、

『大きすぎる嘘と些細な嘘と無意味な事実を混ぜて、辻褄が合わなくても、自信をもって嘘でも何でも言い張る(…嘘なのに当人は事実であると信じ込んでいる場合も含む)』

と、事実関係がとんでもなく矛盾していたり、どう考えても嘘でしかないようなものであっても、聴いてるほうの根気がなくなり、わけがわからなることを知りました。

 

先に述べた、

『バカらしいほどの大嘘』+『何かよくわからない小嘘の連発』+『どうでもいいような完璧な事実』

の組み合わせが最強なのです。

 

たぶん…。

最近の政官界関連のニュースを見る限り…。

 

あ、話があらぬ方向に行ってしまいました。

絵馬の願文は、なんだっけ?

『噓つき政治家や官僚をどうにかしろ!』

でしたっけ…。

 

これは神様の責任ではなく、国民の責任だし、国民がどうにかできるものなので、神様に頼むのはお門違いです。

 

神様にお願いするのは、

「私を高級官僚か政治家にしてください。清貧に耐え、身を低くして人々に仕え、国のために国民のために、この私の人生を全て捧げ、嘘も寝技も一切使わず正攻法だけでやりぬきます」

というようなものにしてくださると助かります。

 

こういう願文ならば、

「えっ、きみ、こんな絶対できないような困難なことするつもりなの? じゃ、わしら神様が力を貸すしかないなぁ」

と、神様たちが感じてくださるはずですよ。

 

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2018年10月15日