【広島弁68】「おそれ」 怖がり、臆病者

【れたすはうす】の『広島弁(備後弁)』『岡山弁(備中弁)』
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広島弁備後弁の女子言葉編
名文備後弁訳 編


広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座68

【おそれ】 怖がりや、臆病者

 

本日は、量子コンピューター搭載、開発費30億円のスーパーロボット【トロップ・ワトソン】が担当じゃ。

今日は、『標準語ボタンOFF』(つまり備後弁)でやるけぇのう。

 

生体防衛反応の自然な発露じゃけ、知らんもんを警戒して怖がるんは、まあしゃ~な~ことで、それは【おそれ】とは言わんじゃろう。

 

なんかようわからん相手に、無警戒でヘラヘラ近づいて行ってしもうて、そいつがとんでもなぁヤツじゃったら、えらぁ目に遭うかもしれんわけじゃから、ちっとは臆病で用心深いときも必要なわけじゃ。

 

ようするに、この【おそれ】という備後弁は、『必要以上に警戒したり、恐がる者』のことを差す名詞なんじゃ。

 

そう、これは名詞。

 

だから、

「おまぁ、恐れとるんじゃろう?」

は、『普通に正常な範囲で怖がっている』ということで、

「おまぁ、おそれじゃのう」

は、『度を越して怖がっているヤツ、肝のこまいヤツ』ということになるけぇ、だいぶ軽蔑感を含んどるかのう。

 

「あそこに臆病者がいる。見てみろ!」

は、広島弁備後弁は、

「オ、ソ~レ、ミィ~ヨォ!」(おそれ、見よ!)

と歌うことになるわけじゃ。

 

あ、ほんとは、

【O'sole. mio】

は、ナポリ語で、『うちの太陽(私の太陽)』という意味なんよ。知っとるじゃろうけど。

 

標準語 広島(備後)弁
怖がり、臆病者 おそれ

 

<会話例1>

標準語
広島備後弁
あなた、それでも男なの。このくらいのお化け屋敷が怖いの? 臆病者なんだからぁ。
          ↓
あんた、そんなで男なん。こげなお化け屋敷が怖いん? おそれじゃねぇ。
男だから、怖がりがダメなんてのは、今ではセクハラで~す。
          ↓
男じゃいうて、おそれがいけん言(ゆ)うんは、今じゃセクハラじゃろーが。

 

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2018年10月05日