【広島弁69】「めぼ」 ものもらい、麦粒腫

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広島弁備後弁の女子言葉編
名文備後弁訳 編


広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座69

【めぼ】 ものもらい、麦粒腫

 

今日は、【ポリリン】が担当するよ。

 

さいきん、デッカい【めぼ】ができて、なんか憂鬱なんだよねぇ。

 

めぼ】って、わからない?

めばちこ】は?

ものもらい】なら、わかるでしょ。

 

さっくり大きく分けると、東日本が【ものもらい】で、関西あたりが【めばちこ】らしいなぁ。

 

広島(備後地方)では、【めぼ】って言うけど、【めばちこ】も使うんじゃないかなぁ。

 

関西エリアの【めばちこ】が、周辺や西に広がってくうちに、【めいぼ】とか【めんぼ】とかになって、それがもっと短縮された【めぼ】になったという説もあるようだね。

 

この【めぼ】は、まぶたにあるマイボーム腺などの分泌腺に雑菌(主に体のどこにでもいる黄色ブドウ菌)が、身体の免疫力の低下などで繁殖して腫れるんだって。

 

ほっといても治ったりするけど、化膿が進むとたいへんだから、病院に行ってちょうだい。

抗生物質の目薬や内服薬などの薬で治療してくれるってさ。

 

どう、めぼしい情報だったでしょ?

 

標準語 広島(備後)弁
ものもらい
(麦粒腫)
めぼ、めばちこ

 

<会話例1>

標準語
広島備後弁
ものもらいは感染しないそうだけど、クラスに15人もいるのか。よし、ものもらいがある者の名簿を作っておこう。
          ↓
めぼは、うつらんそうじゃが、クラスに15人もおるんか。ほんじゃ、めぼができとるもんの名簿をこしらえとくかの。
先生。ものもらいの正式名は、麦粒腫ですよ。
          ↓
先生。めぼの正式名は、(めばちこでもものもらいでもなく)麦粒腫ですよ。

 

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2018年10月05日