【備後弁52】「えらい」 疲れる、しんどい

【れたすはうす】の『広島弁(備後弁)』『岡山弁(備中弁)』
広島弁備後弁50音順一覧へ
広島弁備後弁の女子言葉編
名文備後弁訳 編

<スポンサーリンク>


広島弁(安芸弁~備後弁)~岡山弁(備中弁)講座52

【えらい】 疲れる、しんどい

 

本日のナビゲーターは、トロップ・ワトソンです。

 

わたしの基本言語設定の『備後弁モード』では、一般?の方々にイマイチわかりにくいのでは、という優しい配慮のため、今日は『標準語ボタン』を押しております。

 

えらい】=【疲れる】というのは、備後弁に限らず多くの地方で使われているようですが、

備後地方の人間で、日頃「疲れた~」と言う人間は、数%でしょうか…。

 

というより、日本人で日頃「疲れた」と言う人が、ドラマや映画やニュースや小説の中以外に、どの程度いるのでしょうか?

 

大いなる疑問です!

 

備後地方で、

「あ~疲れた」

などと聞くと、

「え、東京の人? ドラマのセリフ?」

と、違和感プンプンな気がします。

 

そして備後地方では、【えらい】より『しんどい』が普通だと思われます。

このあたり、あくまで、わたしの感覚なもでしかないので、何か客観的なもの…と思い調べてみると、ネットに素晴らしい調査結果が。

(その調査のページはここを参照)

 

2014年のその調査では、

『疲れた(体が不調な時)』の方言を主なものだけ大雑把に区分けすると、

 

北の『こわい』、甲信越・中国地方の『えらい』、近畿・四国の『しんどい』、九州の『きつい』という分布のようです。その他で『だるい』とかも。

 

で、広島県では、【えらい】が主役らしいです。

そして全国的にも使用頻度では、【えらい】が1番で、『しんどい』が2番…。

 

広島県は【えらい】の使用が多い?

備後地域(の中でも備三地区~福山死あたり)の実感としては、【えらい】より『しんどい』が優位のはず…。

 

はて?

 

あ、そのネットページの図を見ると香川以外の四国地方、特に愛媛県は『しんどい』が大優勢!

 

そうか。

【れたす(当サイト主宰者)】の育った備後の瀬戸内周辺(三原、尾道、福山あたり)は、ある意味で広島県というより愛媛県の瀬戸内沿岸とセットで一つの地域と考えてもいいわけだから、『しんどい』が【えらい】より使用頻度が上位でも、おかしくない。

 

となると、この備後弁講座では、【えらい】より『しんどい』を取り上げるべきだったということか…。失敗した。

まあ、ここで取り上げたのと同じだから、もういいけど。

 

ふ~む…『しんどい』も、立派は備後弁なのか。(かつ広範囲な方言)

標準語みたいに思っていた。

 

それにしても…、この調査を見て、やはり最初の疑問が…。

 

日本で普段、『疲れた』と言う人は、どこにいるのか?

いや、どこにでもいるんでしょうけど、とんでもない少数派なのでは?

 

『疲れた』などという言葉は、実体のないニュース原稿と俳優用のセリフだけに存在する人造言語なのでは?

 

いわゆる『実態不鮮明な標準語といわれる言葉』と『方言(地域語)』の関係を詳しく見直さねばなりますまいぞ。

 

標準語 広島(備後)弁
疲れる えらい
疲れた えらい、えらかった
疲れなかった えろうなかった
疲れたことを強調する えらがる
疲れたくない ※えろうなりとうなぁ
疲れるかなあ えらいかのう、えらいんかのう
疲れたのかなあ えらかったんかのう

※【えらい】の活用は、整理しようとすると、なかなか難しいものがあります…。

 

<会話例1>

標準語
広島備後弁
今日は、疲れたぁ
          ↓
今日は、えらぁ~わ

 

<会話例2>

標準語
広島備後弁
なんかあいつ、自分だけが頑張ったみたいに、疲れました~って顔してるなぁ。ずるいよ。
          ↓
なんやあいつ、自分だけぼれぇやったようにして、えらがっとるこしぃのう。
でもキミは、さぼってたから、まるで疲れてないだろ?
          ↓
じゃが、おまぁは、さぼっとったけぇ、いっこもえろうなぁんじゃろ?

 

はにれた【備後弁まんが】
三原三万石
やっさだるマン
タカカゲくん

<--前 Home 一覧 次-->

<スポンサーリンク>

2018年09月17日