腰痛記【②光明編】

 

 

 

9 ターニングポイント 1
10 ターニングポイント 2
11 やはり筋肉だったのか!
12 私の筋肉ケア
13 筋肉だけじゃないけれど

 

<--混迷編 一覧 付記編-- >

 

 

<ターニングポイント 1>

『ブロック注射記録』に、こういう記述がある。

注射から4日の目午後1時頃。
妻とドンキホーテに行きの階段を上っていたら、腰が痛くて歩けなくなってきた。
たまたま用のあった売り場に、椅子にセッティングして使う安価(1万円弱)なマッサージ器が展示してあったので、休息もかねて座って腰あたりを15分くらい揉んでみた。特に変化はない。


そう。特に何も変化はなく、その後の帰宅時も腰が痛くてよろよろ歩き、痺れている足をパンパン叩きながら駅まで行ったのだ。

ところが、帰宅したあと【大きな変化】が起こった。
そのときのことを私は当然覚えているが、正確に書くために『ブロック注射記録』を引用する。

<注射から4日の目午後4時頃>
痛みが、1割くらいになっている。腰が軽い感じ。でも痺れはある。
痛みは尾てい骨の少し上(仙骨)。今日も臀部の左右側面に近い上部というか腰骨あたりの筋肉が痛い。押すと筋肉が痛い。(機械で揉んだから?)
<注射から5日の目午前10時頃>
痺れがあるが痛みが1割くらい。身体を反ると尾てい骨あたり(仙骨)がやや痛い。
<注射から6日の目午前10時頃>
5回目のブロック注射。
はじめから痛みが、いつもの3割くらいしかない。注射後の痛みは、今回も注射前と同じ。
12時。痛みがいつもと同じレベルに戻る。注射は意味がないようだ。


痛みが1割程度になった、というスゴイことが書いてある。
何があったのだろうか?

それまでも一時的にはかなり痛みが軽減するときがあったので、私はこのときは何かの偶然だろうと考えていた。ただし痛みが1割りにまで減ることはなかったし、それがほぼ1日継続したこともそれまではなかった。

その痛みの軽減が前回のブロック注射の4日後から始まり、次のブロック注射後に痛みがほぼ元のレベルに戻ったので、【私の腰痛にはブロック注射がまったく効かないのでは?】という疑念が確信めいたものに変わっていた。
(くどいが、ブロック注射そのものは有効な治療法と今でも信じている)

残念ながら1日でもとの痛みのレベルに戻ってしまった腰をさすりながら、私は考えた。
「丸1日、痛みがほとんど消えたのは何故だろう?同時に、なぜまた元に戻ったのだろう?」

「まさかね、あれ…なの?でも…」

そう、ドンキの売り場でマッサージ機を使ったのだ。ほかに日常と違うことはない。
とはいえ、「そんなことが…」というのが、私の気持であった。
「腰あたりをちょこっと揉んで効果があるわけがない。私は狭窄症という骨の問題を抱えているのだし、そもそもこんな安っぽい簡易なマッサージ機で…」

ブロック注射の治療中でもあるし、時間差で効いたのかもしれない。
それまで時々あった【数時間の軽い症状のとき】が、たまたま丸1日以上続いただけかもしれない。それが普通の思考法だろう。

しかし、それがきっかけだったのである。
ここから私は、腰痛を克服する方向に向かったのである。まったくの偶然のことである。

私は半信半疑ながら、腰痛の痛みや医療費のことも考え合わせると安価であったそのマッサージ機を購入してみることにした。
私は一日中座って仕事をするので、私の仕事用の椅子はいわゆる社長椅子みたいに大きく、背もたれも後頭部まである。そこに購入したマッサージ機をセットして、腰を中心にして何日か揉んで見た。価格の割には、うまく揉む。

そうすると、なんと腰痛が軽減してきたのだ。
「これはいったい?」
なぜ筋肉を揉んでいるだけで、それも痛みのある部分ではなく腰周辺部全体をなんとなく揉んでいるだけで、腰痛が軽減するのだろう?
もう一度言うが、私は脊柱管狭窄症であり2箇所も狭窄している。このマッサージ機の振動で骨の構造になにか起こっているのか?(それはない…だろう)

 

ともかく、【筋肉を揉むと痛みが軽減するときがある???】ようなのだった。


このマッサージ機だけでは私の腰痛には歯が立たなかったし、このマッサージ機はなくても筋肉のケアはできると今は考えている。座って仕事中に揉むのはリラックス効果があるので、この機器は使い続けてはいるが、私の腰痛防止ケアの主力ではない。

要するに私の筋肉の問題はそんなに簡単なものではなかったのである。

ただそれまでどうしようもなかった症状がこのマッサージ機の使用で明らかに軽減することがあるという事実を発見したのだ。
「軽減することがある」というのは、いくら揉んでみても一向に軽減しないときもあるし、かえって痛みが増すこともあったということである。


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<ターニングポイント 2>

この事実をきっかけに、私は自分の腰痛について考える方向を変えることができた。

そのときまでのほぼ半年間は、痛みが1割になったり、それが1日続くなどということはなかった。数時間程度の間痛みが気にならない程度に軽減することは、ときおりあったが…。
何度か書いたように私の腰痛の特徴は、立ってるときと歩いている時の9割方はかなりの痛みがあり、時に激痛。そして座っているとき寝ているときは、背筋を後方に反らさない限りほぼなんともない。

「 なにかが、おかしくないか?」と思い始めたのである。

それまで私は脊柱管が狭窄しているから、そこで神経が圧迫され痛みが出ると信じていた。医師にそう説明もされたし、私の常識もそういうものだった。
しかし、それなら寝ていても座っていても、痛いのではないか?
それとも座ったり寝たりすると、狭窄部が広がるのか?

う~ん…。

座っているときのことを考えよう。
たぶん、背筋は猫背気味になっていることが多いかもしれないから、そのときは狭窄部が広がるのだろうか。そうとも考えられる。私の場合【身体を後方に反らせると痛い】のだから、そのときに脊柱管は狭くなり、その逆に身体を前に丸めれば脊柱管が広がっている!?

説得力がある。医師はそういうし、私もそう考えていた。

しかしながら何かしっくりこない事実もある。
私は座っているときにそれほど背を丸めてはいない。基本的に背はまっすぐである。そのときに痛みはない。座った状態で上体を後ろに反らせても痛みは軽微だった。
そのまま立ちあがると、とたんに仙骨部の真ん中上辺りに激痛が走る。同時に足の痺れも顕著に出る。


次に、寝ているときのことを考えよう。
ほぼ、どういう体勢でも痛みはないが、うつ伏せて頭を後方に上げて背を反らせると激痛である。

これらを狭窄症で説明すると(同じことをまた書いてしまうが)、痛みが出るときに狭窄が悪化する(脊柱管がより圧迫され潰れる)から痛む、ということだ。そして私の場合は、どういうときでも背筋を後ろに反らせると激痛になるから、そちら方向に背骨を曲げると脊柱管が圧迫される(そちらに潰れている?)ということだろう。

説得力がある。
確かに、MRIでも背中側が圧迫されているように見える。

いろいろ考えてみたが、実際に自分の身体をいろいろ動かして検証してみて、だいたいこういうことだろうと私はまとめた。

1 座っているとき背筋を後ろに反らせても痛くないのは、体が股関節のところで二つに折れている、つまり【股関節から足が前方に伸びている。(胴体に対して直角方向)】
だから、【腰の横の筋肉、腹側の筋肉、股関節の筋肉が緩んでいるような気がする。
2 寝ているときというのは、股関節のところで身体は折れ曲がっていない(胴体に対して足は真っ直ぐ)が、腰や股関節に体重がかかっていないから、【腰の横の筋肉、腹側の筋肉、股関節の筋肉が緩んでいる】ような気がする。


「ような気がする」…と書いたのは私の主観(客観的な専門家である医師や整体師に診てもらったわけではなく、私が勝手にそう思っているだけかもしれない…)だが、やってみれば誰でもそう感じられるとは思う。

私はこの【筋肉の視点】に気づいたとき、あるネット記事を思い出していた。
それを読んだときは、「変なことが書いてある」くらいに思っていたが、なんとなく引っかかっていたのだ。
ブックマークしてなかったし、手当たり次第に腰痛に関連する記事を読んでいたので、今ではそれがどういうところにあったものかわからないのだが、同じような記述がまったく別の複数サイトにあったという記憶がある。それはトリガーポイントの解説か、筋膜リリースの解説などにあったと思う。

(トリガーポイントや筋膜リリースについて私には説明する知識も能力もないので、興味のある方は自分で自分の状態に合わせて調べてください)

そこには【腰の痛みが腹側の筋肉に原因がある(こともある)】というような一見「変な」ことが、筋肉の連関という考え方で人体筋肉図とともに解説されていた、いう記憶だった。
(変というのは、腰が痛いのにその要因が身体の反対側の腹筋にあるなどという指摘が、普通の感覚ですぐに理解できないという意味。こういう事実が実際にあるということを、私は後に自分の身をもって知ることになるのであるが…)

私が自分の腰痛をまったく別の角度(脊柱管の狭窄ではなく、筋肉の何かしらの不具合によるもの)で考え始めたのが、このときである。
私の場合は、(あくまで私の症状の場合ということで腰痛の一般論ではないが)、これが暗闇の中の光明となったのであった。

 

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<やはり筋肉だったのか!>

「私の腰痛の原因は、筋肉なのかもしれない…」
「腰部脊柱管狭窄症という事実だけを見ていて、身体全体を見ていなかったのかもしれない…」
「そもそも、骨は筋肉が支えている。脊椎がずれて狭窄するといっても骨が勝手に動くのだろうか?筋肉が緩むか引っ張るかするから骨が動くのじゃないか…」

そう考えはじめた私は、それまで読んでいた腰痛関連の記事を、【筋肉要因】に絞って読んだ。
同時に、そこに書いてある考え方や(自分でできそうな)治療法を、できるだけ自分の身体で検証してみることにした。

私には私の身体しかないので、検証といっても可能な検証の幅は狭い。
書いてあることがピンときて私の状況に近いように思えても、実際には私には当てはまらないことも多かった。あるいは実際は当てはまっているのにもかかわらず、私には知識や技能的にどうしようもないものもあったに違いない。

また、当然といえば当然なのだが、治療法(ストレッチやマッサージやほぐし法やリラックス法や日常生活のことなど)に即効性があるものはなく、やってみても何も感じないこともあるし、痛みが余計強くなるときもあった。
ともかく、自分の状態に合いそうで自分でできそうなことは、無理をしないようにちょっとずつ行い、自分流に改良してやってみて、それで自分の身体(腰痛)がどうなるかをモニターした。

するとストレッチや揉みほぐしをした直後は腰痛がいったん強くなったりすることもあるのだが、しばらく経過すると、あるいは夜にケアを行った翌日朝などに、見違えるほど痛みが軽減していることがあったのである。

(いろいろなケアをしているうちに自分に有効な方法がわかってきたが、それまでは無効果だったり、より状態を悪くしそうなストレッチや揉み具合、揉む位置の勘違いなどがあった)

ほんとうに不思議だった。
腰椎の狭窄が原因であれば、この現象は説明がつかない。私はカチカチに固まっていることに気づいた股関節をメインに、腰の横の筋肉、腹部脇の筋肉を揉みほぐしていた。狭窄した腰椎部位(背中の下あたり)には一切働きかかけていない。(前屈などで背中を曲げる動作はしたが…)

ストレッチのときに上体を曲げたり反ったり倒したりという動作はするから、【それが腰部の狭窄を広げたのだ】という可能性はゼロではない。しかしそんなに簡単に狭窄が解消することはないし、私の感覚でもケアの対象は股関節や腰部腹部の筋肉であり、背骨をどうこうしているということはなかった。

そもそも骨というものは筋肉などで固めてあるため、そんなに簡単に位置や形を変えない。簡単に変形しては一大事である。

 

[安静って?]
筋肉を対象にしたストレッチや揉みほぐしが功を奏し始めた実感を持ったとき、ふと私は、
「ある意味【安静】にとらわれすぎていたのだ」と気づいた。
痛みがあれば動きを無意識に制限するのは生体の防衛本能だろうし、意識としても【ムリをして動けば背骨がよりズレてしまいそうで怖い】と思うのが人情だろう。
だから人は安静にする。私もできる限り安静にしていた。

振り返ってみる今になればよく理解できるのだが、私の場合においては実際に【安静】にすればするほど腰痛は悪化していった。そのときはさっぱり理由がわからなかった。不思議でしかたなかった。
ここで私が言っている【安静】というのは、【できるだけムリに動かないようにしていた】という意味とともに【揉みほぐしやストレッチをしないで>筋肉の緊張を放置していた】ということでもある。

(言うまでもなく、多くの場合安静は一番必要で大事な療法です!)


私は生活に支障があるほどの腰痛に半年苦しみ、整形外科、ペインクリニックで改善しなかった。そのため自分で調べたり工夫したりして色々やってみて、筋肉ケアにたどり着いたわけである。


この後の項で、私がやってみて効果があったことの概要を簡単に紹介するつもりだが、まず私の症状がどんなもので、また現状(2017年2月)がどうなっているかを再度まとめておこうと思う。
同じような症状の人ならば、もしかして何らかの参考になるかもしれないし、症状が違うのであればその症状に合わせて自分で工夫してみることができるかもしれない。

<私の症状の確認>

[痛み] 私の腰痛は、仙骨の上部(臀部上部)がピンポイントで痛いというものであり、そのほかの部分は、ほとんど痛くなかった。
腰痛を感じる箇所ではないところ(腰の側面上部や腹部横の筋肉など)をグルグリと揉みほぐすようにすると筋肉が硬くなっていたり、押すと痛みが出る箇所はあちこちにあり、場合によってはかなり激烈に痛むときもあったが、それらの箇所は、普段はさほど痛みを感じなかった。
[痺れ] 下肢の前側が膝を中心にして、太もも下部から膝、脛にかけてピリピリヒリヒリ、シャワシャワするような気持の悪い痺れがあった。
ひどいときは、足に力が入らなくなるような感覚にもなった


 <現在の腰痛の状態(2017年2月 発症からほぼ半年、有効なケア開始から1月半)

  • 半年近くも痛んでいた(後半期は激痛、歩行困難、強い下肢の痺れ)ので、簡単に完治するとは思っていなかったが、ほぼ痛みはなくなった。
  • 腰痛は良くなったことを説明するときにわかりやすいのは、まず走れるようになったこと、階段の上り下りが楽になったこと、無意識の動作(例えば何かが棚から落ちそうになるなどの不意の事態があったときに、勝手に身体が反応してすばやく動いて対処できる)ができるようになった。それまでは痛みの恐怖でとっさには身体を動かせなかった。
  • まだ仙骨上部に痛みはあり腰痛発症前の通常の状態まで戻っていないが、ほとんど気にならない程度の痛さを保持できているということである。
  • 臀部や腰部横の筋肉など腰周辺の筋肉に重さや痛みが出ることがある。これはストレッチや揉みほぐしを過度に行っているためかもしれないし、腰痛を発症した原因である筋肉のストレスが全面的に解決できていないためかもしれない。
  • ストレッチや揉みほぐしなどの筋肉ケアを数日怠ると、腰痛が出てきそうな感覚がまだある。よって毎日20~30分程度は筋肉ケアをしている。

 

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<私の筋肉ケア>

  (注)
1 人間の身体には個性があり、腰痛の原因も様々なものの複合であろうから、これらが誰にでも効果があるとは思えません。以下に書いてあることは、治療法ではなく私の体験記です。
2 私が実践したストレッチのなどについては、その箇所と動きのイメージを言葉で書きますが、図や写真は使いません。
なぜなら、誰にでもあてはまるような「これで治る!」ような方法はなく【ヒント】のようなものでしかないので、図や写真に意味があるとは思えないからです。
一人一人が自分で自分の身体を研究し工夫して自分でやってみて、それでどうなるのかを調べて自分に合う方法を見つけるしかないと思います。
3 私はただの素人で腰痛についても人体についても、何の経験も知識もありません。ここで書いていることが世界中で私だけにあてはまるだけのものかもしれません。
4 私は自分で毎日いろいろやっているうちに腰痛が改善しました。 それは単なる僥倖であって、またぶり返すかもしれません。(そのときは、ここで報告します)
5 私は国立病院の整形外科でMRIを撮影し、その画像から腰部脊柱管狭窄症と診断されましたが、それが私の今回の腰痛の原因ではなかったと思っています。
私は骨にとらわれて迷い道に入ったと自分では考えています。
ですから私が書きたかったのは、【筋肉に注目しよう】ということです。
それは私にとっては【目から鱗】的でしたが、ネットにはいくらでもそういうふうな情報があり、筋肉に注目した治療法をプロとして行っている方が多くおられます。そういうプロに相談することが近道になると考えています。私はたまたま独自でやりましたが。

[私の場合は股関節周囲の硬化が主因】

「私の腰痛原因は骨ではなく筋肉だ!」
と確信を持ったので、身体や筋肉や関節に詳しい整体師さんに診てもらうつもりでいたが、近辺だけでもあまりにその業種の施設数が多すぎて俄かには選択できなかった。
そこで私は、とりあえず自分で自分の身体をモニターしながらやってみることにした。そうしておけば整体師さんに診てもらう時に、いろいろ自分の身体のことを説明できると考えたからでもある。

だから、自分で腰痛が治せるなどとはまったく思ってもいなかったし、ただただ少しでも毎日の痛みの苦しみが軽減されればよいと必死だっただけである。ほぼ完治に近いまでになったことは、いまでもただの僥倖だったと思っている。


昔は定期的にジムなどに行ってストレッチはやっていたし、その後も時々自宅でも同じようなことをしていたが、腰痛が発生した時期にはまったくそういう身体のケアめいたことをしていなかった。 そのため、自分の身体(関節が筋肉)がかなり硬いことは経験としてじゅうぶん自覚していたのだが、このときの硬さといったら信じられないほどになっていたのである。


自分でとりあえずやってみようと、腰痛対策ケアのため色々なストレッチや揉みほぐし(記事で読んだもの、自分で工夫したもの)をしているうちに、私は次のことに気づいた。

私の場合、基本的に身体が硬い。関節も硬い。筋肉も硬い。だから腱にも柔軟性がない
筋肉については、友人知人などで筋肉質の人に触らせてもらい比較してみた。私は固かった。なんともショックだった。

そして関節だが、私の場合特に股関節が固まっている(つまりそこにくっついている筋肉や腱が固まっている)。 私の股関節は信じられないくらい固くて稼動範囲が著しく狭くなっており、ちっとやそっとではびくともしなかった。驚きだった。こんな固い関節で生きていけるのか、と。

 

それが私の腰痛原因の主たるものだと、考えている。股関節とそれに付随する筋肉をほぐすことが、私の場合は最も腰痛に効果があるからだ。

【股関節】そこだけ!ということではなく、そこにつながっていたり、直につながっていなくとも股関節をほぐそうとしたり、股関節を柔軟にするようなストレッチするときに関連して動く筋肉全体のことである。


股関節(およびその周囲の筋肉)をほぐすストレッチはたくさんある。
私は自分でいろいろと角度や静止時間や強度をかえて試し、自分の身体がどうなるかを何日にもわたって観察した。

 

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[筋肉の揉みほぐし]

腰のくびれたところの横から少し後ろにかけての筋肉を揉みほぐす
私の場合は、尾骨の上あたり、そして肋骨下部のあたりにコリコリした感覚があり、それをほぐした。ここは股関節とはあまり関係がないが、痛みのポイント(図赤丸)とつながっている感じがするところ。

ケア箇所図(クリック)

 

 

腹部側、足の付け根よりやや腹側寄りの筋肉(骨盤の上辺りから股関節のあたりまでつながっている)を揉みほぐす
腰痛なのに腹側の筋肉とは?と私も不思議だったが、なぜかここをほぐそうとすると身体の裏側の仙骨上部の痛みの箇所に効く感じがある(個人的見解)。 不思議である。ここは腹側から足の付け根(股関節)につながっている筋肉なのでストレッチで伸ばすことも効果があった。)

ケア箇所図(クリック)

人によっては、ほかにも腰部中心にして効果のある箇所はあると思うが、私の場合はこの2箇所がポイントだった。
どちらにしても、この2箇所にコリコリしたような部分があった。
そのコリコリした部分は、まだ残っている。これがとれれば完治になるのかも、と勝手に考えている。(私の想像。医学的根拠、整体的根拠があるかどうか不明)

 


[ストレッチ]

身体には柔軟性が必要だから、どんなストレッチも無理をしない限りは有効だと思うが、私の場合は股関節を柔らかくすることを中心にしている。股関節を意識しているが、腰が伸びる動作が多い。
以下の私が行っているものは、いずれも珍しいストレッチではなくネットでもよく見るものである。


また私としても、それらのストレッチにこだわっているわけでもなく、ネットで調べたり自分で工夫してみたりして変更している。人はそれぞれ状態が異なるので、自分で自分の筋肉の状態に合ったストレッチを探すべきだろう。

要するに人それぞれ【筋肉の問題で腰痛が生じている】のであれば、【自分が固まっていると感じる筋肉をほぐす効果】があり、実際にやってみて自分の身体(腰痛)に良い兆しがあればどういうストレッチでもよく、どれが正解ということはないと思っている。目的に合ったストレッチを見つけて、それを注意深く行えば(筋肉が固まってことで生じている腰痛ならば)改善していく可能性があると思う。

どれも痛くない程度に無理なく行うのだが、固まった筋肉を伸ばす効果を狙ったものなので、少しは痛いくらいでないと効果がないように思う。
固まった硬い関節や筋肉を伸ばすと痛みが出るのはしょうがないのだが、決してムリに伸ばさないように…。

ストレッチで身体を傷めたら意味がありません。


座って片足はまっすぐ、他の片足を外側に曲げ、足の裏がお尻の横にくっつけて前屈をする。しばし静止。
私はこれが最もきつかった。とくに左側はまったく曲がらなかった。
座って片足はまっすぐ、他の片足を曲げて他方の足の上に乗せて前屈をする。しばし静止。
この体勢で身体を寝かせて腹筋運動をすると腹筋も鍛えられ相乗効果があるように思う。なぜか腹筋が弱っていると腰痛が起こりやすいように感じる。 (個人的見解)。
胡坐をかき、足の裏どうしをくっつけて、その体勢で前屈をする。しばし静止。
 
仰向けに寝て、すこし身体を左に向ける。右足をくの字に曲げ、その上に左足を乗せて下方向に押す。しばし静止。反対向きでも同じように行う。
いろいろな筋肉が伸びるので、股関節だけでなくあちこち痛くなる。
仰向けに寝て、やや身体を左に向けてから右手で右足首を持って後ろに曲げ、足の裏がお尻につくくらい引っ張る。しばし静止。反対向きでも同じように行う。
これは背筋も伸びる。私の場合反ると痛い腰痛なので、これができるだけでかなり腰痛そのものが改善している目安にしている。

 


[他:腹筋運動]
腹筋がなぜか腰痛と関係あるということは、いろんなところに書いてある。私も経験的にそう思っている。
私のように仙骨上部あたりが痛む腰痛の場合だけかもしれないが、上体を起こす腹筋運動ではなく足のほうを持ち上げる腹筋運動に効果がある>ように思う。

  • 寝転んで足を上げる腹筋運動をすると、私の場合は私の腰痛箇所である【仙骨の上部ポイント】が痛む。腹筋運動をすると背中ほうが痛むのである。もちろん、背中側の(仙骨あたりの)筋肉が伸びるから痛いと考えることが できる。ただそれではそれで、私の場合は、ちょっと妙である。
  • なぜなら、私の場合は身体を後方に反ると痛い腰痛なのである。この腹筋運動では寝転んでいるため身体は後方には反れない。そして足を上に上げるのだから、形としては身体が前に折りたたまれるわけで、椅子に座っている時のように股関節から伸びる下肢が前に曲がる。このとき、仙骨上部(私の腰痛ポイント)がかなり痛いのである。
  • 私の腰痛のポイントが痛いということは、そこに効果がありそうだということで、私はこの腹筋運動を筋肉ケアに取り入れている。

 

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<筋肉だけじゃないけれど>

私の腰痛は今では(2017年2月)ほぼ完治に近い。
やや大げさだが半年続いたの闘いであった。つらかった。
でも完治ではない(そこまで物事は甘くはない…)から、また闘いは続く。だが今はつらさはない。

なぜなら(私の主観では)、腰痛の原因が明確となり有効な対処法がわかったからである。たぶん、そのうちには完全に腰痛から解放されると感じている。 そしてこれからも折を見て、ここにその経過を書くことがあるだろうと思う。

まだ完治といえないから、多少の気になる痛みはまだ残っている。
が、なにしろ今はまずまず走れるのである。急に何か(帽子掛けなど)が倒れてきても、何も考えずさっと動いて掴むこともできる。早足で長い距離も歩けるし、階段の昇降もトントントンと行ける。

こんなことは当たり前のことだが、それができなかったのだ。
趣味の市民農園も週4日通っていたのに、数ヶ月間はまったく行けなかった。
陳腐な言葉だが、体の健康は大切だとしみじみ感じさせられた。

それと、私は筋肉ケア以外にも、腰痛改善に役立ったことがあると思っている。
それは【減量(体脂肪削減)】である。
(減量ついては、別のところでちょっと書いてみたので興味があれば読んでください)

今になって思えば、そもそも私は【筋トレ】と称して、マイナス10度にもなる冷凍倉庫で週に数日6時間以上作業し、作業日は少なくとも総量5トンのダンボール箱を運んでいた。筋肉にとっては過酷な環境である。
その作業の後には帰宅して風呂に入るくらいで、身体(筋肉)のケアは怠った。そのツケがドーンと巡り回ってきたのが今回の腰痛だと感じている。
腰痛の発症が暑い時期だったことは、それを裏打ちしている。なぜなら夏には私は全く湯船に入らず短時間のシャワーだけで済ましているからだ。そして裸で冷房である。

普通の生活なら暖かい、いや暑い時期には冬場より筋肉はほぐれているはずだ。
しかし私は冷凍倉庫で忙しい時期は12時間を超えて自称筋トレをしていたにもかかわらず、まったくケアをしなかった。プロテインと鳥肉を多量に摂取して悦に入っていたバカであった。

だから、私の場合は明らかに自業自得である。

とは言うものの、結局は運よく自分自身で対処できたから良いものの、病院の整形外科はこの私の腰痛に限っては全く何もしてくれなかった。MRIは撮影してくれたが…。
近所の整形外科医、国立病院の若い整形外科医、大病院で腕を磨いた後ペインクリニックを開業していたベテラン医師。私の症状が腰痛なのに、誰一人として【筋肉ケア】の話をしなかった。
(分離したりズレたりした骨を支えるために筋肉を鍛える、という趣旨のことは聞いたが)

それは偶然なのだろうか?
偶然かもしれない。何百人か何千人かわからないが存在する整形外科医のうちの、たった3人である。
それとも、私が筋肉のことを質問しなかったからか?
しかし、私は素人である。筋肉が腰痛に関係があるなら教えて欲しい。

そもそも重力があるところでは、骨は筋肉がなければ、どのような姿勢も取れないはずだ。
そして、ヘルニアにせよ狭窄にせよ、物理的な衝撃が加わるような事故でもないのに骨の位置がズレるとしたら骨が勝手に動くのではなく、何かが骨の位置を変えているはずである。

何か?
その何かとは、当然【筋肉】だろう。
と、素人の私でさえ考える。
毎日、実際に身体に触れている整体を業務にしているプロの人たちは、そんなこと【当たり前だ】と思っている。(ネット記事を読んだ、私の感想)

もちろん腰痛の原因が骨だけ筋肉だけで説明がつくことでもないだろう。人体は複雑なのだし。
それにしても、整形外科では画像を見つめるだけで、私の身体そのものを診た医師はいなかった。
これはいったい、どういうことだろう?

整形外科医というものは本当に次のような人なのか?
つまり、
骨だけ見て筋肉を考えない。
患者の痛みをわかろうとしない。
手術しても良くならないけど、仕事だから切ってみる。
などなど…。

もちろん、病院にも医師にも個性や理念や信念があるに違いない。
そして、みんな善意で努力されている。それを私は疑わない。
そうでなければ、安心して命を身体を医師に任せられない。

私は病院の悪口や現在の整形外科の骨中心の考え方に文句を言いたいわけではない。
それにはそれ相応の理由があり、そういう方法の有効性もあるに違いない。実際にそれにより多くの人が恩恵を受けていることも事実だろう。

おそらく…腰痛や整形外科に限らず、たぶん人間は或いは医学は思ったより進んでいないし、期待するほど万能に近づいているわけでもなさそうだ。
ひじょうによく解明され技術が確立された部分もあれば、極論すれば「何がなんだかわからないけれど、そこには患者さんがいる」から手さぐりでやるしかない、という部分が少なからずあるのだと思う。

このあたりは、私の同窓の美人女医殿にいつか聞いてみたいと思ったりしている。彼女が海外赴任から帰ったらになるだろうが。

考えるに…私の経験している腰痛など考えてみれば(治りつつあるから)病気といっても軽微なもので、私の身近な親族や友人にはもっと深刻な病と闘っている人がいる。それは世界中の家族においてもそうであろう。

私の経験をもとにして拙い文を書いたのも、何かのお役に立てればという気持である。
私自身がネット記事をむさぼるように読んで、ヒントを頂いたからでもある。
言うまでもなく、この文は私の【超個人的な経験と超個人的な考えや思い込み】で書いてある。役に立つどころか害にならなければいいのだが…と心配な気持もかなりある。

この一連の文を書き始める前のこと。
仕事先で話のつなぎに、なにげなく私の腰痛が良くなってきたという話をしていたら、
「知り合いが腰痛になって手術を勧められて迷ってるんだ。MRIではヘルニアか狭窄があるらしいんだけど、本人の感じでは腰の横の筋肉が痛いんだそうだ」
と相談された。
私は素人だからこういう相談されても困るし、何もできない。
そもそも、私の母のようにまったく動けなくなる手前まで骨が変形してしまい、骨の変形が原因で手術するしかない人も実際にいるのである。だから私には判断できないし、適当なことも言えない。

何かできるとすれば、ここに書いたような話をするくらいである。
そういう思いで、これを書いておこうと考えたのである。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、お役に立てたなら幸いです。

(この項目は、いったんここで終わります。完治報告ができるよう身体のケアを続けていこうと思います)


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2017年02月07日