腰痛記【再発編】近所のチェーン接骨院2


腰痛は職業病?~近所にできた接骨院(2)

私がそれまで関心のなかった接骨院に行ってみようかな、と考えたのは、数年前とは比べ物にならないくらい腰回りから、臀部、下肢の後ろ側が古いゴムのような感じで固まったように感じられ、筋肉がほぐれる様子がまったくなかったのだ。

「なんだ、これは?いままでと、ちょっと違うぞ…」
と感じていたので、プロにほぐしてもらえばどうだろう、と考えたのである。

チラシの電話番号にかけ、予約を取り、数日後に受診した。

先に書いたように、私は接骨とかマッサージとかにまったく関心が無かったので知らなかったが、私が行った店(院というより店)は、多くの分院を展開している有名接骨院であった。

骨盤の計測(身体の側面写真を撮影するだけ)し、数分の問診をし、いきなり担当者が、
「あなたは、すごい重症です」
と宣言した。

ほう…。
重症なのかもしれないが、なぜ、わかる?
身体の側面写真と、5分の問診だけで。
それに、この接骨院の『売り』である骨盤修正のための写真判定による歪みも、なかったし…。

「どういうふうに重症なんですか?」
「あなたには、2か所、『腰部脊柱管狭窄症』がありますから」

ん?
それ…オレが口頭で教えたことじゃん。
そんなことは知っているし、それはそれで問題があるのだろうけど、重度は別世界だろうが、普通の狭窄症では痺れは出ても痛みは出ないというし、臀部や脇腹の筋肉が固まって痛くなってるのと狭窄症は関係なかろう?

いや関係はあってもいいから、現在の腰痛とどういう関係があるのか、どう対処するのか、という話をしてほしいのだが、そのときもその後も、そういう説明は一切なかった。
まあ、接骨院は整形外科じゃないから、それはいいけど。

しかし不審なのは、身体側面写真の検査結果と問診(マニュアル化された陳腐なものでしかなかったが)の回答について、ぜんぜん触れないのである。
「狭窄症だから、重症!」と、言うのみである。

少し離れたところでは、私と同じように受診している患者が、流れ作業のように別の担当者に説明を受けている。
「このあなたの体側面から撮影した写真を見てください。骨盤が大きく歪んでいます! たいへんです」
写真で歪んでいることが確認できる人には、そこを強烈に、すっごく強調するようだぞ。

私をそれを象耳で聞きながら、私の担当者に尋ねた。
「私はこの写真で見る限り、骨盤は歪んでいないということですか?」
「この写真は、あくまで参考です。あなたは横から見たら正常ですが、たぶん正面から見たら左右に歪んでいるのです」
「たぶん?」

私は、その接骨院に大きな期待を持って受診したのだが、最初の説明の段階で、もう「?」であった。

(このお題、つづく)

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2018年11月14日