【絵馬029】今年が良い年でありますよ~に!

<今日のお題>

今年が良い年でありますよ~に!

その絵馬に書かれた願い事の、本当の意味とは?

 

【スノーウィー神主のつぶやき】

今年のあれこれは、去年(あるいは生まれてから今まで)何をしたかで決まってゆくので、こんな絵馬での祈願は無意味です。

 

『やってきたことの結果が、今年もでるだけのこと』

でしょう。

 

が、こう反駁する人もおられるでしょう。

 

「いや、そうでもないはずだ。【積み重ねによる結果】というものがあることは認めるけど、【偶然の幸運】ということだってある。

資産家の令嬢(あるいは子息)に街で見染められるかもしれないし、偏差値的には無理な有名大学に受かるかもしれないし、宝くじ1等が連発で当たるかもしれないし、書いた小説が芥川……」

 

はいはい…。

そういう可能性は、否定いたしません。

確率的に、0%ではないでしょう。(たぶん…)

 

量子力学によると、確率の問題として、何もないところに物質が現れるそうです。

誰かの脳細胞の中に、それまで存在しない物質があらわれ、もしかしてなんらかの影響を脳に与え、それがあなたの運命を劇的に良くする可能性も…たぶんないことはないのでしょう。

 

ま、そんな小さな【量子的ゆらぎ】は、じゅうぶんに大きな脳(つまり莫大な数の分子)に影響を与えることはないんですけどね。

 

そもそも、影響を与えることがあったとしても、それが物事を『良くする』より『悪くする』可能性もあるわけですしね。

 

ところで、なぜ大晦日から一夜明けただけのことで、そこから1年を区切るんでしょうか?

 

太陰暦だったら?

イスラム暦だったら?

 

新年じゃないですよね。

 

世界には過去にも…現在でも、いろいろな暦があるそうですから、あなたが勝手に使っている暦で、

「今日からニュー・イヤーだぞ」

とか言っても、宇宙の根源的な根拠はないでしょう?

 

出ました!

『宇宙の根源的な根拠』…。

難しそうな言葉ですが、意味不明なだけです。

でも、人を煙に巻くのに都合がいいから、ついつい使っちゃいますね。

 

ま、そういうことはいいですかね。

とりあえず、世界で数十億人は、今日を2019年の始まりの日、としてるわけだし。

 

そういえば、『今年の運勢』とかいう、1年単位での運勢予想に莫大な需要があるわけですから、1年区切りというのは、もはや人間の業?

 

さて、それでは振り返ってみましょう。

これまでの1年1年を。

 

あの年は、あんなことがあったなぁ。

あの年は、そんなことがあったなぁ。

あの年は、こんなことがあったなぁ。

 

思い出としての価値はともかくとして、極論してしまうと、【今が幸せ】なら、過去は今の幸せのための土台(要因)だったと思えるので、かなり辛かった過去があったとしても、【今の幸せのため必要な1年1年だった】と考えるのが人間というものでしょう。

 

そう。

これまでの人生がどうであれ、

「今年、良いことがあって、幸せになったら、勝ち!」

なのです。たぶん…。

 

昨年、何もしていない人も、【量子論的ゆらぎ】により幸運を期待して、1年を乗り切りましょう!

 

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2019年01月01日