広島弁備後弁講座【簡易文法編】~するつもりだ(肯定的意志表示<男子編>


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広島弁備後弁の女子言葉編



~するつもりだ(肯定的意志表示)男子編



備後弁で、「~するつもり」(意志表示)の言い回しは、【動詞語幹部+わ】で、だいたい当てはまります。

 

やる」→「やる」→ (その短縮形で、より意志を強調する表現)「らぁ

という感じです。(下表参照)

 

ただし、これは(ほぼほぼ)【男子言葉】です。

備後弁女子は、「するわ」という言い方はしませんし、「すらぁ」などという乱暴そうな言葉使いもしません。

 

備後弁(広島弁)は、おおよそ、

・男子は、こわそうな、汚い言葉な感じ

・女子は、かわいい感じ

なのです。

※女子言葉の例は、こちら

 

「やる」「する」「しゃべる」などは、語尾の「わ」が「~するつもり」という意志を表す標準語的な女子言葉表現ですが、広島弁では女子はそういう言い方はしません。

女子がそういう言葉使いをすると、『変な芝居じみた標準語をしゃべってる』感じになってしまいます。

 

とはいえ、実は備後弁女子も、言葉としては、「やるわ」「するわ」「しゃべるわ」と、言うには言います。

ただ、そういう言い方を備後弁で女子がすると、女性らしくないです。

男言葉をしゃべっている女子という感じになってしまいます。

 

男子が備後弁で「~するぞ」という意思表示をする場合は、形式は標準語の女子言葉のように、「行くわ」「寝るわ」「食べるわ」「帰るわ」などと言うのです。

「わ」「わぁ」の語尾を強めに発声します。

 

意志をより強調する場合は、「行く」「寝る」「食べる」「帰る」のように、動詞語尾に、ちっちゃい「」がつくような言い方になります。

 

そして、意志をよりいっそう強調するときには、「わ」を使わず、基本的にその動詞の語尾が『a(あ)』で終わる形になります。

「行か」「寝ら」「食べら」「帰ら」となり、語尾をかなり強調して発音します。

 

というか、こういう短縮形でしゃべっているときは、ちょっとご機嫌斜めって感じですね。

プチ怒り、プチいらいら…的な感じです。

 

初めのほうにも書きましたが、この短縮形表現は男子用で、女子はこういう言い方はしません。

では、女子はどういうふうに言うのか?

 

それは次回で。

 

基本語 ~するつもり
(普通の言い方)
短縮形<男子限定>
(強調した言い方
する らぁ
しゃべる しゃべ しゃべらぁ
泣く かぁ
食べる 食べ 食べらぁ
帰る らぁ
いぬる いぬ いぬらぁ →
(さらに短縮)
なぁ
おらぶ おら おらばぁ
寝る らぁ
捨てる 捨て 捨てらぁ
壊す がぁ
     
※しない せん するきゃぁ!

注1 「強調形」は、男子言葉限定です。女子は、こういう言い方はしません。
注2 今の時代に女子言葉・男子言葉という区分を強調するのは社会的には問題がありますが、言葉の説明としては必要ですので、今後もお許しを。


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2020年01月25日