広島弁訳名文<003>枕草子 第一段②

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今日は、清少納言の『枕草子』の第一段の【秋】の部分です。


【枕草子:第一段】 秋 (清少納言)
広島弁備後弁訳
秋は、夕暮れ時が、ええんよねぇ。

夕日が差して、山影に沈みかかっとるときに、カラスがねぐらにいのうとして、3羽4羽、2羽3羽と連れ立って、急いで飛んでくんも、ええ感じじゃね。

もっとええんは、雁なんかが列を連ねて、空高こう、ぶちこまぁー見えるのは、もんごいええ感じなんよ。

日が沈んでしもうて、風の音や虫の音なんかが聞こえてくるんは、(ええ感じすぎて)もうよう言(ゆ)わんわ。
いのう(いぬる) → 帰ろう(帰る)、こまぁ(こまい)→ 小さく(小さい)
もんごい→ すごく

 

【枕草子:第一段】 秋 (清少納言)原文
(勝手ながら、WEB表示用に、文の区切りや段落は管理人が変更しています)
秋は夕暮れ。
夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、烏(からす)の、寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。

まいて、雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言ふべきにあらず。
【枕草子:第一段】 秋 (清少納言)現代語訳
秋は夕暮れが、いいわぁ。

夕日が赤々と射して、今にも山の端に沈もうという頃、カラスがねぐらへ帰ろうと、三つ四つ、二つ三つと群れて飛んで、急いで塒に帰っていくのさえ、しみじみと心にしみるわ。

まして、雁などが列を連ねて渡っていくのが、空高く小さく見えるのは面白い。
すっかり日が落ちてしまって、風の音、虫の音などが様々に奏でるのは、もう言葉に尽くせないものよね。

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2019年03月01日