広島弁訳名文<004>枕草子 第一段③

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今回は、清少納言の『枕草子』の第一段の【冬】の部分です。


【枕草子:第一段】 冬 (清少納言)
広島弁備後弁訳
冬は、早朝じゃね。

雪が降って積もっとったら、(そのええ感じは)言わんでもわかるじゃろ。

霜が真っ白に降っとるんも、ええねぇ。
そうじゃのうても、ぶち寒い朝に火をおこして、その炭火を配ってまわるんは、ほんま冬って感じなんよねぇ。

じゃけど、昼になって寒さもゆるうなるころに、はぁその炭火も白い燃えカスになってしもうたら、なんなんこれ?って感じじゃけどね。
はぁすでになんなん → なになの

 

【枕草子:第一段】 冬 (清少納言)原文
(勝手ながら、WEB表示用に、文の区切りや段落は管理人が変更しています)
冬は早朝(つとめて)。

雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。

霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。

昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶(ひおけ)の火も、白き灰がちになりて、わろし。
【枕草子:第一段】 冬 (清少納言)現代語訳
冬は早朝。

雪が降り積もっているのは、もちろんいい感じ。

霜が真っ白に降りているのも、またそうでなくても、ほんとうにすごく寒い朝、火などを大急ぎでおこして炭火を部屋から部屋へ運んでまわるのも、いかにも冬の朝らしいわ。

昼になってだんだん寒さが緩むと、火鉢の炭火も白く灰をかぶってしまって、なにかもう間が抜けちゃってヤダ。

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2019年03月04日